東京入れ歯研究所「入れ歯を入れない事によるデメリットやケア方法・洗浄剤の選び方について」

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こんにちは。当院のブログを読んでいただきありがとうこざいます。本日は入れ歯を入れずに放置していると起こるデメリットを中心に、入れ歯のケア方法や洗浄剤の選び方についてもわかりやすくご説明させていただきます。このブログを読んで、入れ歯の使用方法に困っている方が少しでも解決に導けると幸いです。

入れ歯を入れないとどんなことが起こる?

入れ歯を入れないと残っている歯が傾き、かみ合わせが変わってしまいます。かみ合わせが変わると、食事がうまくできなくなったり、言葉をうまく発音できなくなったりします。また、歯が傾いてしまうとせっかく作った入れ歯が合わなくなり、最悪の場合作り直しになってしまいます。そうなると費用だけでなく、入れ歯完成までに時間もかかりかなりのロスになります。かみ合わせが合っていない状態が続くと肩こりや頭痛の原因にもなりますので、体にも心にもよくありません。

さらに、かみ合わせが合っていない状態で食事をしていると片方を噛んでしまって、口内炎になってしまうことがります。

高齢の方は全身疾患やお薬を服用している方も多く、免疫力が低下していると口腔疾患も治りにくいので注意が必要です。

また、歯が傾くだけでなく歯が伸びたように見えたり、歯ぐきからむき出しになったりすることもあります。歯が歯ぐきからむき出しになるとむき出しになった部分が虫歯になる(根面う蝕)可能性が高まります。

また、入れ歯を装着していないと正しく食事を摂ることができません。正しい食事というのは、正しいかみ合わせでバランスよく食べ物を嚙むということです。しっかり噛めないと栄養不足になったり、消化器官が荒れたりすることもあります。

入れ歯はお顔のバランスを整える装置

入れ歯を装着していないと、年齢より老けて見えることがあります。お口の周りのしわが目立つ・たるみが出てお口が下がって見えるなど、入れ歯を使用しないだけでこうなってしまうのは非常に残念です。

また、噛むことはお口の周りの筋肉を鍛えることができるので老け防止にもつながり、認知症の予防や転倒・骨折のリスクも下がると言われています。特に、入れ歯を使用せずにいると認知症のリスクが1.9倍にも上がると言われているので入れ歯の使用を諦めないようにしましょう。

入れ歯の使用方法・ケア方法

入れ歯のケア方法で大切なことは保管方法を徹底することです。入れ歯は繊細な装置ですので、適当に保管していると変形することがあります。入れ歯は流水下で義歯用ブラシを使用して磨きましょう。歯磨き粉を使用してごしごし磨いてしまうと、義歯床の部分が傷つき、荒くなった部分に汚れやプラークが不着しやすくなります。そうなると不衛生で粘膜疾患になる恐れもありますので気をつけましょう。

また、就寝前には入れ歯を外し、コップにぬるま湯や水を入れその中に保管するようにしましょう。乾燥した状態で入れ歯を放置すると形が変わってしまいます。

さらに、入れ歯は専用の洗浄剤に漬けて保管すると汚れが落ち、衛生的に保つことができます。

入れ歯の洗浄剤の選び方

入れ歯洗浄剤は、アルカリ性のものと酸性のものが販売されています。

特に、総入れ歯はアルカリ性・酸性両方使用できますが、部分入れ歯はアルカリ性のみしか使用できません。部分入れ歯に酸性のものを使用してしまうと金属のバネの部分が溶け出してしまうからです。特に、アルカリ性のものは汚れを落としやすく、酸性のものは除菌や消臭効果を得やすいと覚えていただけるとよいと思います。

よくある患者さまからの疑問に合わせて入れ歯洗浄剤の選び方を詳しく解説していきます。

・口臭が気になる方は「植物由来成分含有」「カテキン」が含まれているもの

これらの成分が含まれているものは入れ歯を衛生的に保つことができ、入れ歯を装着した時にすっきりと感じることができます。

・入れ歯の歯石が目立つ場合は歯石除去効果のあるもの

ピロリン酸カリウム、メタケイ酸ナトリウムが含まれている洗浄剤は歯石防止効果があります。

・入れ歯がカビっぽい場合は次亜塩素酸系の洗浄剤を

まれに入れ歯にカビが生えてしまう方がいます。その場合には次亜塩素酸系の成分が含まれている洗浄剤を選ぶと、カビ防止になります。

入れ歯を作った後は歯科医院に行かなくてもよい?

入れ歯を作った後、満足してしまい歯科医院に来院されない方が非常に多いです。しかし、入れ歯は毎日使うものですから、少しずつお口に合わなくなるものです。入れ歯もかみ合わせが変わりますので、1か月に1度は来院していただき入れ歯の調整を受けましょう。また、入れ歯の調整の際には、残存歯のメンテナンスもかねてクリーニングを受けることをおすすめします。入れ歯の使用に疲れてしまい、残存歯の管理がおろそかになってしまう方も非常に多いです。それではその他の歯が虫歯になったり、歯周病になったりする恐れもありますので危険です。歯を失ってしまうとまた入れ歯を作りなおす必要がでてきますので、重ねて費用もかかってしまいます。

残っている歯は大切に、最期までご自身の歯でお食事ができると生活の質もぐんと上がりますね。

どうしても入れ歯が使いづらい場合は?

入れ歯が慣れないという方は、部分入れ歯のバネの締め付けが不快で使いづらいと感じている方が多いです。

そのようなお悩みの方には、「ノンクラスプデンチャー」というものをおすすめしております。ノンクラスプデンチャーの「ノン」は「ない」。「クラスプデンチャー」は「バネのある入れ歯」。ノンクラスプデンチャーはバネのない入れ歯のことです。

ノンクラスプデンチャーのメリットについて下記に記します。

・金属アレルギーの心配がない

・やわらかく破折の心配などが少ない素材

・自由診療対応のため、より患者さまのお口に合ったオーダーメイドの入れ歯

・残存歯への負担が少ない

・装着時の違和感が少ない

ノンクラスプデンチャーは入れ歯を入れていることが他人にバレにくく、締め付け感が少ないため使用者が増加しています。

しかし唯一のデメリットとしては、ノンクラスプデンチャーは他の入れ歯に比べ寿命短いと言われており、平均で2~3年しか持たないと言われております。

利便性を考えるとノンクラスプデンチャーは自由診療になりますが、毎日使用するものと考えると高いお買い物ではありません。

特に、初めて入れ歯を使用する方にはおすすめの入れ歯で、当院では翌日以降のお渡しになりますがノンクラスプデンチャーのご案内もしております。

まとめ

今回は入れ歯を入れないことによるデメリットと、入れ歯のケア方法などをご説明させていただきました。

当院では、1日で入れ歯を手に入れたいという方に向けた「即日入れ歯」のご提供をしております。

「入れ歯を検討しているけれど、初めての入れ歯で不安」

「1度入れ歯を作ったものの、うまく使えていないから新しいものを作り直したい」という方まで全ての方に対応できる入れ歯をご提供しております。

入れ歯についてわからないことなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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